愛與痛的邊際

久しぶりに友人と映画を観に行くことになり、シネコンのカードの有効期限をネットで確認するついでに視聴履歴を見たら、映画館に行ったのは去年が一度、一昨年が二度だったことが分かった。そんなに行かなかったのか。一作無料で観られますよという権利もそのままになっている。

案の定、久々の映画は目が疲れた。暗いのがよくないのだろうか、途中で何度か眠くなってしまった。むしろひとりだったら思いきり寝ていたかもしれないけれど、画なのでそうもいかない。
まあ、でも、映画は会う口実みたいなもので、その後のおしゃべりが目的だったからいいのだ。が、そのおしゃべりも途中で疲れてしまった。

つまらないからではない。笑ったし楽しいしもっと話していたいのに、だんだんと、ふっと気が抜けて聞き逃すようになった。楽しい旅行先で夜遅くまでしゃべっていて、まだ話したいけど、今、目をつぶったら一瞬で寝ちゃうなー、という、あの感じと同じだ。
燃料切れだ。
一体わたしは毎日どれだけ頭の省エネ生活をしているんだろう。

最近は時間があるとドビュッシーばかり弾いている。
そのピアノも、弾きながら目を閉じれば眠くなる。