愛與痛的邊際

「全く　珍しく　お前からの電話だと思ったら　今新大阪、、迎えに来い⁉　なんなんだよー　一体　つくし？」
珍しく怒る紫苑だ、、それもそうだ。。
「へぇ♡　テレビのCM見てたら、急に大阪に行きたくなっちやった♡」
「、、テレビのCMて　お前、、、」
呑気に笑うつくしで中醫生髮食療あった。
つくしからの突然の呼び出しで慌てて新大阪駅に橘紫苑は来ていたのだ。
「、、だって　きゃりーちゃんあまりにも可愛いんだもん♡　これは是非乗らねばと急に思い立ったわけでありまして、、勿論、ハリポタ制覇したいけどね、、」
「、、お前　よく有給取れたなぁー　あの狸親父から、、有給なんて絶対になかなかくれないぜ　あいつ」
ちらっとつくしに問う紫苑である。
ギクッ　例の件が絡んでるからあまり詳しくは言えないのだが、、つくしも
「、、なんか最近　あの狸親父機嫌いいのよね～　有給消化しろて言ってきたから～。。で　そのままこちらに遊びに来ました♡」
「、、ふ、、ん」
何か納得がいかない紫苑だが、やはりなんだかんだ言ってもこの紫苑もこのつくしの笑顔には弱いのだ、、惚れた弱み、、
「、、たまたま俺が休みで良かったなぁー　つくしよー」
「うん♡　日頃の行いがいいからね～　つくしちゃんは♬」
「。。。。」
そんな紫苑を横目に見ながらつくしはあの出来事から早く忘れたい気分で、類から逃げるように来たのだ。自宅まで送ると言われたのたが絶対にそれは避けたくて親の家はあのままなので類にも知られているから、蟹の土産もあるのでそこまでならと送ってもらう事にしたのだ。
このまま花沢類と何処かに～二人で逃げられたらいいのに、、何度思った事か、、勿論そんな事は世間様が許すわけがない、ああ見えても花沢類も花沢物産の御曹司なのだ。今の役職はなんなんだろうー？　知らないやー　まっそれはさて置き、、奥さんがいる人なんだ、、絶対に人の道は外せない　出来るはずがない。　あの夜　一緒にいれただけであたしには十分いい思い出になったんだし、、もう振り返ったらダメなんだよ　つくし。。自分に言い聞かせたんだ。
翌日の朝には即新幹線に飛び乗り大阪まで来ていたのだ。
「、、お前　今日は泊まりか？」
「、、うん　そのつもりでいるけど、、格安ホテル紹介してね♡　紫苑。。」
「、、しゃーねーなー　　嫁入り前のお前を俺のマンションには流石に泊められないしなー。。それに、、お前　寝相悪そうだしなぁー　酒癖悪いしー　そう考えると　俺が惚れている女て、凄い女だなー」
紫苑は爆笑しながら、、本当なら即泊まらせてやるよ　お前さえ俺の胸に飛び込んでくれるのならなぁー。しかし　まだ無理だyou beauty 美容中心ろうなぁー。
グサッ　何気に凄い事言ってくれるよね～　この人、、まさか二日前に別れた男と一緒に布団の中に寝てましたなんて絶対に言えない。。恥ずかしいーーー。
「ちよっと　待ってろよ　つくし　そこの待合室にいろ　外は寒いし。。スマホで今夜泊まれる処探してやるから。。」
「、、お願いします。。」